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 昨年末に閉園した北九州市八幡東区のテーマパーク「スペースワールド」跡地に、イオンモールが新業態の商業施設を2021年にオープンさせる。県と北九州市による発表を受け、19日に同社が発表した。西日本最大級の規模を生かし、広域からの集客をめざす。

 新施設は、新日鉄住金が所有するスペースワールドの跡地や周辺用地と新日鉄の関連会社が持つ駐車場用地の計27万平方メートルに建設する。隣接するイオンモール八幡東(6万7千平方メートル)を合わせると33万7千平方メートル。同社最大の埼玉県越谷市の3施設の合計約34万平方メートルに匹敵する規模。

 広大な敷地に、ショッピング、エンターテインメント、食、カルチャーを融合した施設をつくるとしているが、詳細は決まっていない。市は、同区にある児童文化科学館の移転候補地の一つにしているが、同社との協議はこれからだ。

 戸畑、若松両区にあるイオンについて、イオンモールは「デイリーユースの使われ方をしているので、そのまま営業していく」。

 土地所有者である新日鉄住金が昨年11月に市に届け出ていた地区計画の変更は年内に認められる見通し。変更後、イオンモールが求めている施設や遊具の撤去完了後に着工する。工期は通常、1年半ほどという。

 同社は都市高速のインターチェンジやJRの駅に近い立地環境の良さを強調。「人口は減っているが、縮小しているパイを食い合うのではなく、国内外の観光客、市外、県外の方にパイを広げることで勝機はある」としている。(井石栄司)