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 車に搭載して、車内外の様子を録画できるドライブレコーダー(ドラレコ)の人気が高まっている。昨年10月以降、「あおり運転」が原因とみられる交通事故が大きく報道されたことで需要が急増し、昨年の販売数は初めて100万台を超えた。高性能の商品も次々と発売されている。

 カー用品大手のスーパーオートバックス東雲店(東京都江東区)には、ドラレコのコーナーに新商品が並ぶ。担当者は「もともと人気だった商品が、あおり運転の影響でさらに売り上げが伸びた。今後も販売好調が続くのではないか」とみる。

 調査会社「GfKジャパン」が19日に発表した2017年の販売数(推計値)は、109万台で前年比38%増。伸び率は前年より8ポイント上がった。

 特に、あおり運転に注目が集まった10月以降に急伸した。10月は前年同月比2・6倍、11月2・4倍、12月1・7倍とよく売れた。オートバックスでも報道以降、人気に火がつき、東京都内の店舗で10月の売り上げは前年同月比3・6倍になった。

 秋以降に販売が伸びたのが高性能モデルだ。魚眼レンズ付きで360度対応型や、前後の撮影ができる2カメラ型など、あおり運転を意識して、前方だけでなく幅広く録画できる商品が好調という。

 GfKによると、昨年は約70のメーカーが600以上のモデルを売り出した。平均価格は1万4千円だが、3万~5万円のニーズも高かった。

 安全機能付きも注目されている。GPS(全地球測位システム)搭載の「逆走監視」タイプは、高速道路に誤進入すると、ドラレコの画面に「逆走」と表示され、警告してくれる。衝突や車線逸脱の前に警告する機能などもあり、安全運転を一定程度サポートしてくれる。(高橋克典)