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 宮崎市が土地の標高を誤って公表したために、浸水の恐れがある住宅が建てられたとして、市は19日、家主に建て替え費用として約3500万円を支払うと発表した。住宅を撤去し、建物の基礎をかさ上げして建て直してもらう。

 市によると、2007年度、浸水の危険性がある災害危険区域の標高調査を民間コンサルタントに依頼。調査地点88カ所のうち大淀川支流の同市富吉にある2カ所の標高が逆に記載されるミスがあったが、市は気づかないまま公表した。

 住宅はこのデータを利用して13年に完成。地区の災害危険設定水位(標高11・6メートル)より床面の高さが約1メートル低く、条例違反の建築物になったという。住宅周辺地域では05年の台風で浸水被害が起きている。

 昨年3月、近隣の建物の建設にあたった業者からの指摘で発覚。市は建て替え費用のほか、工期中の住居費用を支払う。市はコンサルタントに費用を請求したいとしている。(松本真弥)