【動画】囲碁の王座就位式で、井山裕太七冠が将棋の藤井聡太六段らの活躍について話す=佐藤圭司撮影
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 囲碁の井山裕太王座(28、七冠)が19日、大阪市内であった第65期囲碁王座就位式でスピーチし、将棋の藤井聡太(そうた)新六段(15)の活躍にも触れ、「大変刺激を受けている」と話した。

 井山王座は、対戦相手の一力遼(いちりきりょう)八段(20)について「完成度の高い棋士。戦うたびにたくましくなって来られている」と述べ、3期連続のタイトル戦(王座戦、天元戦、棋聖戦)について「大変厳しい戦いだった」と振り返った。「王座戦の第2局は、はっきり負けを覚悟した内容の碁。結果的に、この碁をものにすることが出来たのが、(その後の連戦で)こちらに良い流れが来た。大きな一局だった」と述べた。

 また、平昌冬季五輪や藤井六段についても言及。「(私自身の)世界戦では厳しい結果に終わってしまった。平昌五輪で各国のトップアスリートの皆さんが戦っておられたり、将棋界で藤井聡太さんが素晴らしい記録を樹立されたり、いろんな方から大変刺激を受けているところです」と語った。最後に「自分自身も国内はもちろん、世界で自分自身が良い戦いをすることで囲碁界全体を盛り上げていけるように、頑張っていきたい」と結んだ。

 スピーチを終えた後、17日の朝日杯将棋オープン戦であった藤井六段と羽生善治竜王の対局について、朝日新聞記者の質問に対し、「大変、注目して見させていただきました。羽生さんは一緒に国民栄誉賞を受けたこともあり、複雑な思いでも見ていたんですが。(藤井六段は)羽生先生という大きな存在に勝たれ、その前には名人にも勝たれて、そういう中での優勝は本当にすごい、素直にすごいと思いました。自分の15歳の時と比べても、はっきり、比べものにならないくらい、すごい棋士と思います」と答えた。(佐藤圭司)

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