大内恒夫さん(おおうち・つねお=元最高裁判事)が8日、肺炎で死去、95歳。葬儀は親族で行った。喪主は妻みちさん。

 43年、当時の司法科試験に合格し、司法官試補に任官したが、戦争のため、すぐ陸軍に。復員後の48年に判事補任官し、最高裁の秘書課長兼広報課長や経理局長、東京地裁所長、東京高裁長官などを歴任した。85年11月に最高裁判事となり、裁判長として、石川県で元タクシー運転手が殺害されたとする事件で「共犯者の自白に疑問がある」として、一、二審の死刑判決を破棄する判決を出した。内縁の妻の連れ子や、認知していない子が所得税の扶養控除の対象になるかが争われた訴訟では「控除の対象とならない」とする判断を示した。