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 「羊肉の王様」とも言われるサウスダウン種を主体とした羊の生産が、富士宮市の障害者支援NPO「EPO(エポ)」が運営する農場で軌道に乗り始めた。農場は障害の特性に合わせて仕事を分担できるのがポイント。生産したラム肉は農場内の誰でも入れるカフェで提供している。

 同市の市街地から車で約25分。森の中にEPOの農場はある。農場に足を踏み入れると、土の香りに包まれる。畑の中にあるカフェの裏手には羊や馬の飼育スペースが広がっている。

 農場の奥にある少し薄暗い小屋が、自閉症の30代男性の仕事場だ。羊40頭分の朝夕2食と、馬9頭分の3食を毎日用意している。男性は計算が得意で、きちょうめんな性格。一方で動く物や人の声など周囲の環境に敏感なため、他の作業をしている人と距離をとれる小屋だと集中して作業ができる。えさの干し草は2種類をそれぞれ量って決められた分量にし、手でほぐしながらブレンドする。

 小屋から少し離れた水場で道具…

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