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 平昌(ピョンチャン)冬季五輪が開催されている韓国で、カーリング女子日本代表の藤沢五月が、大手ポータルサイトの検索語順位で上位になるなど注目を集めている。韓国チームとは対照的に試合中に笑みを絶やさないスタイルが、「スポ根」が当然視されてきた韓国市民に新鮮な印象を与えているとみられる。

 藤沢が注目されたのは15日、1次リーグで、韓国を7―5で破ったことがきっかけ。韓国の逆転負けの結果を残念がる反応が相次いだが、SNSではチームを率いる藤沢への賛辞が急増。韓国最大のポータルサイト「ネイバー」では翌日まで藤沢の名前が検索語上位を占め続けた。大手メディアも急きょ藤沢の経歴や座右の銘などを紹介した。

 ネット上では、笑顔を絶やさず明るいチーム作りで勝利を導いたことへの驚きや賛辞も目立つ。19日夜、日本が逆転勝ちした対スウェーデン戦で藤沢の写真を撮っていた写真家の朴柄哲(パクビョンチョル)さん(51)は「韓国人には少なからずスポーツで日本に対する敵対感があるが、藤沢選手は憎めない感じだ」と話した。

 一方で、韓国では「スポ根」が否定されているわけではなく、藤沢と対照的に試合中は厳しい表情を崩さない韓国のスキップ、金ウンジョンも「シャープでかっこいい」と人気は根強い。眼鏡越しに鋭い目つきでストーンを見つめる姿に敬意を込めて「眼鏡先輩(アンギョンソンベ)」という愛称も定着した。(江陵=武田肇)