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 巡視艇を航行中にワカメの養殖網に乗りあげて航行不能にさせたとして、関西空港海上保安航空基地は20日、業務上過失往来危険容疑で、堺海上保安署の三等海上保安正(41)を大阪地検岸和田支部に書類送検し、発表した。「網の位置を示すブイは見えていたが、そばを通っても大丈夫だと思った」と容疑を認めているという。

 同基地によると、三等海上保安正は昨年4月1日夜、巡視艇「しぎかぜ」(全長20メートル、23トン)の船長として、大阪府泉南市の沖合500メートルの地点で故障したプレジャーボートの救助に向かう途中、ワカメの養殖網(縦100メートル、横800メートル)に乗りあげ、巡視艇を航行不能にさせた疑いがある。この事故で網の一部が巡視艇のプロペラに絡まり、約130万円の損害を与えたという。当時、養殖網に人はおらず、船長を含め4人の乗組員にけがはなかったという。

 堺海上保安署の渡辺博史署長は「海上保安官がこのような事故を起こしたことは誠に遺憾。安全運航の徹底を行い再発防止に努める」とのコメントを出した。(野田佑介)