【動画】陸上自衛隊大矢野原演習場で起きた火災=住民提供
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 20日午後1時20分ごろ、熊本県山都町の陸上自衛隊大矢野原(おおやのはら)演習場で実弾射撃訓練中、草が燃える火災が起きた。演習場を管理する陸自北熊本駐屯地(熊本市北区)によると、民家近くまで燃え広がったが、住民側に被害は出ていないという。20日夜までに鎮火できず、監視を続けている。

 陸自によると、離島奪還作戦などを担う西部方面普通科連隊(長崎県佐世保市)の約200人が、20日朝から60ミリ迫撃砲の射撃訓練をしていた。着弾地点付近から出火したとみられるという。隊員が水をかけるなどしたが消えず、午後5時半からCH47大型ヘリ2機を使い、空中からも消火にあたった。

 演習場から道路を一本隔てた民家に住む男性(36)によると、火は一時、道路のすぐ向こう側にまで迫った。付近の住民らが協力して、民家周辺の草を事前に燃やして延焼しないようにしたという。男性は「子どもがいるので心配。小学生の息子2人は学校からスクールバスで帰って来ることができず、担任の先生に送ってもらった」と話した。(松沢拓樹、田中久稔)

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