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 仕事帰りのサラリーマンが行き交う6日夜の東京・麴町。自民党参院幹事長の吉田博美はラーメン店にいた。頼んだのは、680円の肉野菜炒め定食。慣れた手つきで酢をくるりと回しかける。

 国会の外でも要人警護のSPがつく永田町の実力者だが、世間では無名に近い。大衆的なチェーン店で、吉田に気づく者はだれもいない。

 先月25日、その吉田が注目を集めた。表面化した自民党の第3派閥、額賀派のお家騒動でのことだ。

 吉田は、所属する額賀派の定例会を欠席し、額賀福志郎に派閥会長を退くよう求めた。定例会の同じ時刻には、吉田の号令で同派所属の全参院議員21人が国会内の一室に集まり、派からの一斉離脱も辞さない強い意思を示した。

 麴町の老舗店から取り寄せた4800円のうな重を全員に振る舞った吉田。「一致団結、箱弁当」。額賀派の源流である自民党田中派の鉄の結束ぶりはかつてそう呼ばれた。吉田の手法は、そんな派閥全盛時代をほうふつさせる。

 一糸乱れぬ行動に、額賀は折れる。2月8日朝、額賀は吉田に「ポスト額賀」も含めた派閥人事を2人で練り上げる考えを伝えた。

 片鱗(へんりん)は少年時代か…

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