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 仮想通貨交換業者「テックビューロ」(大阪市)は20日、システムの不具合が今月16日夕に発生し、仮想通貨を一時「ゼロ円」で買える状態になっていたと発表した。7人の顧客が実際にゼロ円で買ってしまったため、同社は取引を訂正し、顧客の残高データを修正したという。

 問題が起きたのは16日午後5時40分~同58分。同社の仮想通貨交換サイト「ザイフ」で、「簡単売買」と呼ばれるサービス上の価格計算システムに不具合が発生し、18分間にわたって仮想通貨が無料で取得できる状態になった。

 また、顧客が無料で買った仮想通貨を売ろうとしたことで、異常な数値も表示されてしまった。ネット上では、約2200兆円相当の仮想通貨ビットコインが同サイト上で売りに出されたと話題になっていた。システムは同日午後7時34分ごろ、完全復旧したという。

 テックビューロは登録済みの仮想通貨交換業者だが、金融庁はシステムの安全性などを調べるため、同社に立ち入り検査に入っている。同社は「お客様には多大なご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」と謝罪。「再発防止に努める」としている。