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 化学反応させれば覚醒剤に変えられる液体を大量に所持し、覚醒剤を製造しようとしたとして、近畿厚生局麻薬取締部は21日、大阪市鶴見区鶴見1丁目の工場経営、横谷勝己容疑者(59)を覚醒剤取締法違反(製造予備)の疑いで逮捕したと発表した。認否を明らかにしていない。

 同取締部によると、横谷容疑者は昨年12月、経営する機械工作工場の敷地内で、化学反応によって覚醒剤に変えられる液体計約14・5キログラムをペットボトルに小分けして保管し、覚醒剤を製造しようとした疑いがある。液体の化学構造の一部を変えれば覚醒剤約7・8キロ分(末端価格約5億円)を製造でき、そのための器具や薬品も工場内で見つかったという。

 この液体は「t―BOC メタンフェタミン」と呼ばれる。昨年12月に「指定薬物」となり、所持などが禁止されたが、それまでは輸入などの際に摘発されることはなかった。