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 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(岐阜県各務原市)で旧日本陸軍の戦闘機「飛燕(ひえん)」の組み立て作業が進んでいる。当時の姿をほぼそのまま残す国内唯一の機体で、2016年11月から約1年間、主翼や胴体などが解体された状態で公開されていた。3月24日に新装開館する博物館の目玉展示となる予定だ。

 飛燕は戦時中、今の各務原市内にあった川崎航空機工業(現・川崎重工業)の工場で約3千機が製造された。この機体は鹿児島県内で展示されていたが、同博物館の新装を機に移されることが15年に決定。川崎重工業が約1年間かけて修復作業をしてきた。

 この日までにプロペラや主翼などが胴体に取り付けられ、展示される姿になった。長浦淳公(あつひろ)館長は「飛燕の展示は1996年の開館以来の悲願だった。『ふるさと』で多くの人に見てもらいたい」と話した。(山岸玲)