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 1回戦で選手の不和が露呈したスピードスケート女子団体追い抜きの韓国は、21日の7、8位決定戦でポーランドに敗れた。

 メンバーは1回戦と同じく、金(キム)ボルム、朴(パク)ジウ、盧善英(ノソンヨン)の3人。1回戦では、最終周で金と朴が最後尾の盧を取り残して先にゴール。先頭が風よけとなるなど、3人が力を合わせるこの種目では考えにくい終わり方だった。この日は3人がほぼ同時にゴールしたが、序盤から差をつけられ、ポーランドに4秒19遅れた。

 1回戦では金がインタビューで「3番目の選手のタイムで決まるので、いい記録が出なかった」と、盧に責任を課すような発言をした。金は20日に記者会見を開き、「最終周で29秒を切らなければ、ということばかりに気を使い、善英さんを引っ張ることができなかった」と涙を流して謝罪。同席したペク・チョルギ監督も「盧が遅れているということをリンク内に伝えられなかった。レース直後のおかしな場面についても指導者の責任」と話した。

 しかし、青瓦台(大統領府)ホームページの国民請願掲示板では、「金と朴の代表資格を剝奪(はくだつ)すべきだ」という請願が始まり、21日夜の時点で約54万が賛同している。この請願は、30日以内に20万の賛同があった場合、政府関係者が何らかの答弁をすることになっている。

 大会前から韓国スケート連盟と盧には溝があった。連盟が五輪出場規定をよく理解しなかったことで盧は出場権を逃し、自身のインスタグラムで連盟を非難した。それがロシア選手がドーピング問題で出場できなくなったことで、盧は繰り上げで1500メートルの出場権を獲得し、代表チームに合流。団体追い抜きにも出場していた。(中小路徹