AP通信によると、ビリー・グラハムさん(米キリスト教福音派の指導的牧師・伝道師)が21日、米ノースカロライナ州の自宅で死去、99歳。がんや肺炎を患っていた。

 同州の農家に生まれ、南部バプテスト連盟で牧師になった。米国で70年代からテレビを通じた伝道が急速に普及するなか、大衆伝道に力を発揮。スタジアムでの伝道でも万単位の人を集めて保守的な信者を大幅に増やし、「20世紀の代表的な大衆伝道家」と言われた。

 ブッシュ元大統領(子)が酒浸りの日々から改心するきっかけをつくったとされるなど、多くの歴代米大統領との親交でも知られる。米国の世論調査で最も尊敬する人物の上位にたびたび挙がった。

 日本福音同盟のホームページによると、94年、日本の東京ドームの伝道大会にも招かれ、衛星中継による全国各地の集会も合わせて延べ15万人の参加者を得た。(ニューヨーク=金成隆一