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 東京都大田区の町工場が中心となって開発した「下町ボブスレー」のプロジェクト推進委員会のメンバーら約35人が21日夜、大会直前に別のそりに切り替え、契約を破棄したジャマイカチームを応援するため、平昌五輪のそり競技会場を訪れた。細貝淳一ゼネラルマネジャー(GM)は損害賠償など法的措置について、「話をしたいから警告しただけ。現時点では全く考えていない」と否定した。

 ジャマイカチームは当初、日本の下町ボブスレープロジェクトと契約を結んでいたが、昨年12月から使用するそりをラトビア製に変更した。細貝GMは「悔しい思いが全くないわけではないが、五輪に出るだけがすべてではない。作ったそりが、皆に良いと言われるよう進化させていくことが大事」と語り、4年後の北京五輪への挑戦に含みを持たせた。

 今回は夢をかなえられなかった下町ボブスレー。だが、細貝GMらは試合会場ではジャマイカの国旗を手に同国応援団と記念撮影をしたり、目の前のゴールエリアに滑り込んできたジャマイカチームに手を振ったりした。

 五輪初出場となったジャマイカのボブスレー女子は20チーム中、19位。パイロットのジャズミン・フェンレイタービクトリアンは「(下町の方が)応援に来てくれて、熱い支援に感謝している」と語った。(笠井正基)