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 愛媛県今治市は、「日本一危険な滑り台」としてテレビなどで紹介された「朝倉緑のふるさと公園」(今治市朝倉下)の滑り台(長さ約60メートル)を撤去する。撤去費490万円と新遊具の設置費690万円を、新年度当初予算案に計上した。

 市によると、滑り台は1991年に設置。日本公園施設業協会の安全基準を満たす。2年前の秋、降雨らしき時に滑った人が勢いよく降り口を飛び出す動画がネットで公開され、テレビのバラエティー番組でも「日本一危険な滑り台」などと紹介された。

 市は使用を1カ月ほど禁止し、「寝そべって滑らないこと」など注意喚起の看板を新設して再開したが、昨年4月に2歳児が柵に額をぶつけるけがを負い、再び使用禁止に。その後も使われた形跡があり、市は安全を確保できないと判断。今年中の撤去を決めた。

 公園には、特殊なロープをつたってのぼる遊具「ザイル・クライミング」(6~12歳用)を置く。市の担当者は「滑り台は地域のシンボルだったので撤去は残念。安全な利用方法を守ってほしかった」と話した。(直井政夫)