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 平昌大会を観客席で取材してきたが、スタンドは総じて緩やかな時間が流れていたように感じる。

 19日のボブスレーは保安検査に時間がかかり、私が潜り込めた時には競技開始時間を45分も過ぎていた。だが、行列に殺気立った雰囲気は一切なかった。入場ゲートからコースまでは、さらに15分ほど坂を上がる。ぐねぐねした異形のコースと、あっという間に眼前を過ぎるそりを見て満たされたのか、早々に帰途につく人々とすれ違った。

 韓国で冬季競技はなじみが薄い。大会前、入場券販売が不調で、全国の行政や市民団体が大会組織委員会から入場券を買い取り、社会教育などの名目で市民に配った。ソウル市のようにバスを出してツアーを組んだ例もある。19日も私の前には、韓国南部に位置する全州(チョンジュ)の市民協議会の旗を掲げた一行がいた。

 そんな働きかけもあり、韓国の人々は物見遊山の「ゆる観戦」を楽しんだ。それはそれで、みるスポーツの提供という意味はあったのだと思う。

 ただ、関心が一過性に終わる懸念は小さくない。

 9日、開会式会場の入場ゲートで、この平昌五輪と2020年東京五輪に反対するプラカードや幕を掲げる日韓の市民団体がいた。その一人が「平昌五輪市民モニタリング団」幹事の李敬烈(イギョンリョル)さんだ。

 反対理由の根底には「予算の浪…

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