[PR]

 平昌五輪の新種目、スピードスケートの男女マススタートが24日午後8時から行われる。注目は女子。団体追い抜きで金メダルを獲得した高木菜那(日本電産サンキョー)と佐藤綾乃(高崎健康福祉大)が出場する。個人種目とはいえ、日本はチームワークでメダルを狙う。

 「マス」は集団という意味で、大勢の選手が一斉にスタートし、1周400メートルのリンクを16周滑る。4周ごとの通過順位とゴール時の順位に応じて与えられる得点の合計で、順位が決まる。今大会は1回戦、決勝の2レースで行われ、予選2組の上位8人ずつが、約1時間半後の決勝に進む。

 約6400メートルで争うが、スタミナに勝る選手が優位というわけではない。今季ワールドカップ第3戦3位の高木菜は「最初の作戦がダメなら次の作戦と、瞬時の判断も必要」と話す。展開を読む力に加えて、最後の急なペースアップにもついていける瞬発力もメダル獲得には不可欠だ。

 昨季の世界距離別選手権覇者の金ボルム(韓)や2016年同選手権優勝のブロンディン(カナダ)らが優勝候補。日本はまず決勝に2人が進出し、1人が風よけとなってもう1人の上位進出をアシストしたり、中盤で1人が飛び出して有力選手に体力を使わせたりと、作戦を練りたい。海外選手のレースの癖をDVDで見極めながら、様々な展開を想定している。

 団体追い抜きの時と同様に日本が得意とするチームワークを生かせるか。控えの高木美帆(日体大助手)は「佐藤は最後の勝負強さ、スプリント勝負になったときの底力は計り知れないし、姉は状況判断がいい。日本のチームワークと勘の良さ、いろいろな形で助け合いながらゴールを目指していければ」と話す。

 日本男子はウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)、土屋良輔(メモリード)が出場する。(榊原一生)