劇作家・演出家の宮沢章夫さん(61)が22日、急逝した大杉漣さんを悼んだ。

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 大杉さんは、私が主宰する演劇集団「遊園地再生事業団」で、1995年に再演した「ヒネミ」に出て頂きました。私が作・演出を手掛けた作品です。劇団「転形劇場」の沈黙劇「水の駅」に出ていたので、寡黙な印象がありましたが、プライベートではものすごくよくしゃべる方で驚きました。

 観客の意識を引きつける力があり、一緒に芝居ができるのがうれしかった。いろいろな演出の提案にも柔軟に対応して下さいました。表現の根源に豊かなものがあり、分厚い表現ができる方でした。もう一度、仕事をしたいと思っていたので、できないと思うとひどく無念です。(山根由起子)