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 イスラム教やユダヤ教の教えに基づき、家畜の意識があるうちに食肉処理する手法に、オランダで今年から新しい規制がかかった。一定の条件下で、家畜の意識を失わせてから処理することが義務づけられた。両宗教の団体は反発したが、動物愛護の世論に押し切られた。他の欧州の国でも、動物の権利と信教の自由を巡る論争が起きている。(アムステルダム=津阪直樹)

「何のための規制か」 店は不満

 首都アムステルダム郊外で、イスラム法にのっとった「ハラール」の肉を販売する精肉店カドゥール。店頭に並ぶ牛肉は今年1月、前月に比べ5~10%の値上げを余儀なくされた。経営するアルジェリア系オランダ人、ラシッド・カドゥールさん(39)は「新しい規制の影響だ」と話す。

 イスラム教では、家畜の意識がある状態で処理するのが一般的だ。オランダでは痛みを軽減させるとの考えから、スタンガンなどで家畜の意識を失わせてから処理することが義務づけられてきたが、教義に基づく場合は例外扱いとしてきた。イスラム、ユダヤ教徒の側には、自分たちの処分法の方が家畜に痛みを与えないという考えもある。

 それが新規制では、従来の処理…

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