渡辺芳枝
「私はもう、五輪には行けないのかな」。カーリング女子の日本代表LS北見のスキップ藤沢五月(26)の心は、何度か折れかけたことがある。
中部電力カーリング部時代、4度の日本一になりながらソチ五輪代表を逃した時。優勝すれば平昌五輪代表が決まっていた昨年の日本選手権、決勝で負けた時も。藤沢にとって、世界への扉は厚く、重かった。
「天才」として国内カーリング界では昔から知られた存在だった。小学5年の頃に対戦したサードの吉田知那美(26)は、当時を「私と比べものにならないくらいうまかった」と話す。
その才能を一層伸ばしたのは、…
残り:655文字/全文:904文字
【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報