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 鈴鹿市は、破れや水ぬれに強い特殊な紙「ストーンペーパー」を使った防災マップを新たに作り、洪水や土砂災害の想定区域などの情報も一新した。東日本大震災から7年を迎えるのを前に、9日には全小学校でマップを利用した防災授業をする。

 新しいマップは、2010年度に作った防災マップを基本に、市を10地区に分けて作成した。A1判で、折りたたむとA4大になる。色覚障害にも配慮した印刷で、あらたにポルトガル語、スペイン語、英語、中国語の表記を入れた外国語版も作成した。3月の市広報と一緒に約7万6400部を全戸配布する。

 3年前の水防法改正に伴い、最大降雨量を想定し直した鈴鹿川・安楽川の洪水浸水想定区域を反映。昨年、土砂災害防止法に基づき県の土砂災害警戒区域の指定があったことを受け、最新情報も盛り込んだ。1円玉や10円玉でマップ上の距離や所要時間を計ることができる「コインスケール機能」も採り入れた。

 防災授業では、子どもたちにマップ上で自分の家などの位置を確認させ、近隣の避難所や経路などを調べてもらう。給食も非常食のカレーを使う。玉垣小学校では、市消防本部が研究中の「平泳ぎ避難」の訓練をする。多くの人が非常口など1カ所に押し寄せる時に、平泳ぎのように手を使って前の人との間に空間を確保するアイデアで、小さな子どもたちでもできるかどうかを確認するという。(中根勉)