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 新潟県長岡市の市立小学校で2010年、当時5年生の次男が心不全で亡くなったのは教職員がAED(自動体外式除細動器)を使う義務を怠ったためだとして、両親が市に約7800万円の損害賠償を求めた訴訟で、両親側の敗訴が確定した。最高裁第三小法廷(戸倉三郎裁判長)が20日付の決定で、両親の上告を退けた。

 一、二審判決によると、次男は昼休みに校庭へ出る直前、左胸をおさえるようにして倒れ、連絡を受けて駆けつけた教師らの心肺蘇生を受けた。AEDが取り寄せられたが、実際には使用されず、約4時間後に搬送先の病院で亡くなった。

 16年4月の一審・新潟地裁長岡支部判決は、事故当時、教育活動に伴う事故でAEDを使うことが教職員に期待されていたが、法的義務とする認識は一般的ではなかったと判断。昨年7月の二審・東京高裁判決も一審判決を支持した。

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