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政治断簡

 沖縄県読谷村、ガジュマルの木が茂る浅い谷の底に「チビチリガマ」はある。73年前の沖縄戦で83人が「集団自決」に追い込まれた洞窟。その周囲に1月、高さ1メートル弱の野仏12体が安置された。

 うつむいたりほほえんだり、どこかとぼけた表情だったり。肉親相互が殺し合った場所の重みに過度なしかめ面を崩せずにいた私だが、つい表情が緩んだ。救われた。

 彫刻家の金城実さん(79)がぐるり見渡し、つぶやく。いい場所になったねえ。事件が起きなかったら、こうはなっていなかった、そういう風にも考えられるねえ――。

 事件。昨年9月、ガマが荒らされ遺品は粉々にされた。県内の16~19歳の少年4人が逮捕され「心霊スポットでの肝試し」だったと供述した。

 野仏は、保護観察処分を受けた4人が作った。金城さんや遺族会会長の與那覇徳雄さん(63)らと一緒にセメントをこね、3日間をかけた。

 チビチリガマで何が起きたか。…

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