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 25日の平昌冬季五輪閉会式で、北朝鮮の金英哲(キムヨンチョル)朝鮮労働党副委員長は、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領や中国の劉延東副首相、トランプ米大統領の長女イバンカ大統領補佐官らとともにVIP席に座った。イバンカ氏は文氏と同じ列、金氏は後ろの列に座り、互いにすぐには話ができない距離だった。ホワイトハウスのサンダース報道官は24日、イバンカ氏について「北朝鮮側と交流したり接触したりする計画はない」と述べていた。

 米トランプ政権は、イバンカ氏がソウルで文氏と会談したタイミングで、「これまでにない厳しい制裁」と位置づける強力な対北朝鮮の独自制裁を発表した。五輪の融和ムードを牽制(けんせい)し、最大限の圧力をかける政策が揺るがないとの考えを示す狙いとみられる。北朝鮮外務省は25日、米国の制裁に対して「五輪閉幕前に制裁措置を取り、朝鮮半島を再び対決と戦争の構図に持ち込もうと狂奔している」と強く批判する声明を出した。

 米韓両国は、3月18日のパラリンピック閉幕後、合同軍事演習を行う方針だ。(平昌=武田肇)

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