【動画】播磨灘と大阪湾でイカナゴ漁が解禁され、兵庫県明石市の漁港では次々と水揚げされた=井手さゆり撮影
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 瀬戸内海の春の風物詩、イカナゴの新子(稚魚)漁が26日、播磨灘と大阪湾で解禁された。

 イカナゴを甘辛く炊いた「くぎ煮」は春の味覚として親しまれている。夜明け前、兵庫県明石市の林崎漁港からは漁船11隻が出漁。半透明に輝く体長4~5センチのイカナゴを次々に水揚げした。林崎漁協の尾形直紀参事(50)は「漁獲量はまずまず。昨年は不漁で漁期を短くしたが、効果が出たのでは」と話した。県は今年の漁獲量について、不漁だった昨年並みか昨年をやや上回ると予想している。

 鮮魚店が集まる同市の魚の棚商店街には、1キロ2300円前後のイカナゴを求める買い物客が訪れたが、例年は長時間にわたる行列が朝一番で解消。「(人出が)ひんやりしているね」とぼやく店主も。「一時4千円を超えた昨年の反動でしょう。今後に期待します」(高松浩志)