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 米ウォールストリート・ジャーナル紙は25日、トランプ大統領が通商政策などで対中強硬派のピーター・ナバロ氏を大統領補佐官に昇格させる見通しだと報じた。トランプ政権は中国を念頭に鉄鋼や知的財産分野で制裁措置を検討しており、政権の判断に影響を与える可能性がある。

 カリフォルニア大アーバイン校教授だったナバロ氏は、大統領選中から陣営で唯一の経済学者としてトランプ氏に助言。政権発足時は国家通商会議(NTC)議長として起用され、昨年4月の大統領令で通商製造業政策局長に就いた。昨年7月にケリー首席補佐官が就任した後は、コーン国家経済会議(NEC)議長の組織下に置かれ、ナバロ氏の影響力が低下していた。

 米政府関係者によると、ケリー氏の判断でナバロ氏と距離を置かれたことに、トランプ氏は不満だったという。ナバロ氏が昇格すれば、政権内での通商強硬派の影響力が増しそうだ。(ワシントン=五十嵐大介

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