天皇陛下は26日、皇居・御所の小広間でチリのバチェレ大統領と約20分間会見した。

 宮内庁によると、大統領は前回来日時に広島、今回は長崎を訪れたことに触れ、戦争で「東京やその他の都市も大きな被害を受けたことを知りました」と伝えた。天皇陛下は「東京も大きな被害を受け、赤坂離宮から皇居まではほとんどの建物が焼失し、残っていませんでした」と説明した上で、「ただし、核兵器の場合、放射能の影響が後々まで残るという根本的な違いがあります」と説明。大統領は「そのような観点からも、全ての国々が核兵器廃絶のために努力する必要がある」と語り、陛下はうなずいていたという。チリは昨年に国連で採択された核兵器禁止条約に賛成している。(中田絢子