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 東日本大震災の犠牲者を悼む慰霊碑の在り方をめぐり、遺族の反発を招くケースが出ている。犠牲者の名前や被災の経緯をどこまで記すのか。どのように慰霊し、責任の明示は――。こうした議論は、過去の事故や災害でも起きている。

 屋上に避難した行員ら12人が津波で流され、死亡・行方不明になった七十七銀行女川支店(宮城県女川町)。移転した新支店の敷地内に今年1月、同行が「誓いの碑」を設置した。

 あなたのこと、あの日のことを忘れない 悲しいことが繰り返されないために

 リング状のモニュメントの隣の石碑にこう記され、「私たちは十二名に対し、哀悼の誠を捧げ、そして、この悲しい出来事を忘れず、二度と繰り返されないことを誓い」と続く。ただ、「名前を入れてほしくない遺族もいる」(同行)として、12人の名前は刻まなかった。

 遺族の田村弘美さん(55)は「名前は息子が最後まで銀行で働いていた証しなのに」と憤る。長男の健太さん(当時25)を亡くした。慰霊碑の計画を知り、「後世の教訓にするには、当日の状況が分かるようにしたい」と碑文を銀行側に提案。▽支店は海から100メートルの位置▽勤務中で屋上に避難した――。名前とともにこんな文言を盛り込んでほしいと求めたが、実現しなかった。「説明が不十分で教訓にならない」と納得がいかず、まだ碑は目にしていない。

 要望について、同行は取材に「…

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