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 性暴力に関する相談や支援を1カ所で行う、県の「性暴力被害ワンストップ支援センターとやま」が3月1日から業務を開始する。27日には、県と県警、県医師会、県弁護士会が、センターの業務を円滑に進めるために連携・協力する協定を結んだ。

 ワンストップ支援センターは、性暴力被害の相談を受けて病院への紹介や警察への届け出の支援などを行う。総合的な支援で被害者の負担軽減を図るという。都道府県が運営する同様の施設は、全国で42カ所目になるという。

 県のセンターは、24時間体制で専門の女性支援員を配置。性別や年齢を問わず電話や面談で相談を受ける。必要があれば病院や警察、弁護士事務所などに同行する。被害発生直後だけではなく、過去の被害についても相談を受ける。初代センター長の木村なぎさんは「性暴力は7割強が顔見知りの犯行とされ、泣き寝入りや再犯に至るケースが多い」と指摘。「被害者が声を上げやすい窓口にして、一緒に被害回復に向けた支援法を考えたい」と話している。

 被害者のプライバシー保護のため、センターについては電話番号(076・471・7879〈なやみなく〉)のみ公表する。面談などが必要な人には所在地を伝える。

 27日に県などが結んだ連携・協力協定は、性暴力被害についての情報共有や被害者支援への協力を関係機関に求めている。被害者支援についての啓発や研修でも連携する。県庁であった締結式で、石井隆一知事は「センターが被害者に寄り添った支援を行えるよう、関係機関と緊密な連携をとる」と話した。(松原央)

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