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東京都立葛飾総合高校(下)

信じる

 たった3文字のそのコトバに行き着くまでに3年がかかってしまった。葛飾総合高校吹奏楽部の「カナコティン」こと武市夏南子の目の前に、3月27日に予定されている高校生活最後の定期演奏会が迫っている。それが終われば、名実ともに吹奏楽部とお別れだ。

 思えば、葛飾総合高への進学を決めた一番の理由も、学校説明会のときに先輩たちが披露してくれた演奏のとりこになってしまったからだった。自分が中学校でやってきた音楽とは次元が違う楽しさが、カナコティンには感じられた。自宅に帰ってインターネットで検索してみると、人気ロックバンドのSEKAI NO OWARIのシングルに演奏で参加していることもわかった。

 「この学校の吹奏楽部に入ろう!」

 カナコティンは思った。

 不安だったのは、葛飾総合高吹奏楽部は部員数が多いということ。カナコティンの一番の目標は1年生からA編成55人のメンバーになり、このところ名古屋市で開催されている全日本吹奏楽コンクール全国大会を目指すことだった。葛飾総合高はまだ全国大会に出場したことがなかった。

 「入部してもメンバーに選ばれるのが大変だな。全国大会出場はもっと大変だ……」

 しかし、負けず嫌いのカナコティンは「絶対にメンバーになって、名古屋を目指すんだ!」と強く思った。

     ♪

 入部1年目、カナコティンはい…

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