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 宇治市の「宇治川の鵜飼(うかい)」で人工孵化(ふか)によって生まれたウミウの繁殖・飼育技術の特徴をまとめた論文が昨年11月、日本民俗学会の学会誌に掲載された。4年前に国内初の人工孵化に成功した経緯やその後の取り組みを、研究者と鵜匠(うしょう)たちが共同でまとめ、人工孵化のカワウを鵜飼いに利用している中国の事例と比較した。

 論文をまとめたのは、国立民族学博物館の卯田宗平(うだしゅうへい)准教授と、澤木万理子さん、松坂善勝さん、江崎洋子さんの3人の鵜匠。卯田准教授は12年前から中国の鵜飼いを研究していて、宇治川でウミウが初めて産卵した直後から鵜匠たちに助言してきた。

 論文は、①確実に産卵させる②孵化したひなを成長させる③鵜飼いの鵜として育てるという三つの働きかけに着目。産卵のために木の枝などを鵜に与えること、舟に慣れさせてから徐々に泳がせることなど、宇治川と中国には共通点が多いと指摘した。

 澤木さんは「卯田先生に、飼育…

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