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 津波が襲ったあの日、気がついていない女性に「早く逃げて」と声を上げた。彼女は助かったのだろうか。一方、相手の女性は無事に逃げ、「誰だか分からないけど、いつかお礼を言いたい」と思い続けていた。幾年か過ぎ、実はお互い、身近なところにいたことを知った。

 「美人会」

 高野とき子さん(70)は1年半前から、気が合う5人の女性と、そんな名前の集まりを開いている。

 津波で宮城県東松島市の自宅を流されて隣町に移り住んだが、震災後、ふるさとの健康教室に通い始めた。美人会はその仲間でつくった。

 昨年5月、日帰りで温泉に出かけた。夫を津波で亡くしたメンバーがいるため、普段は震災の話はしない。だが、この日は違った。車を運転していた阿部ふき子さん(67)が何げなく言った。

 「誰だか分からないんだけど命…

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