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 阿蘇山(熊本県)の中岳で28日、火口から半径1キロ以内への立ち入り自主規制が解除された。約3年半ぶりに火口観光が再開できることになり、関係者らは午前10時にセレモニーを開いて祝った。ただ、この日はあいにくの濃霧となり、午前10時半から予定されていた火口見学は再開できなかった。

 阿蘇山は2014年8月以降、噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)以上の状態が続き、16年10月の爆発的噴火で、観光客の安全を確保するための火山ガス検知器などの設備が損傷。昨年2月に約2年半ぶりにレベル1(活火山であることに留意)に下がったが、同県阿蘇市などでつくる防災会議協議会が自主規制を続けていた。

 協議会は安全対策がとれると判断し、28日、自主規制を解除。観光関係者は、16年4月の熊本地震で痛手を受けた観光が復興する契機になれば、と期待を寄せている。(後藤たづ子)