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 イタリアの高級ブランド「アルマーニ」がデザインを監修した新標準服を新1年生から導入する東京・銀座の中央区立泰明小学校は27日夕、保護者説明会を開いた。和田利次校長が、混乱が生じたことや児童の安全・安心に不安を招いたことを保護者らに謝罪した。区が28日、ホームページで公表した。

 同校では、新標準服の導入が注目された後、児童が通行人に服をつままれたり、心ない言葉をかけられたりする事案が発生。保護者らの不安が高まっていた。区によると、アルマーニ側からも児童の安全確保や、保護者への経緯説明を区教委に求められていたこともあり、対応を検討したうえで説明会を開いた。

 区によると、説明会は在校生336人の保護者らが対象で、98人が出席。和田校長は会の冒頭で謝罪した。保護者らからは「子どもたちが安全・安心に教育を受けられるか」「不審者が校内に侵入するのでは」といった不安の声があがったという。

 学校側は、教職員や区教委職員による通学路の見守りや地元警察の見回りに加え、26日から民間警備会社が通学路や学校の警備をしていると説明。警備員は登校時と帰宅時に4人ずつで、区が費用を負担するという。

 学校や区によると、安全な通学方法などを確認するため、校長らが新1年生60人の保護者と個別面談を進めている。区の説明では、すでにほとんどの保護者との面談を終えたが、新標準服への不満の声は特に上がっていないという。同校の新標準服導入について、27日時点で全国から計659件の意見が区に寄せられており、大半は「高価で公立小にふさわしくない」「児童の安全は確保できるのか」といった否定的な内容という。(西本ゆか)