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 新幹線「のぞみ34号」(N700系、16両編成)の台車で昨年12月に破断寸前の亀裂が見つかった問題で、JR西日本は28日、亀裂のあった「側バリ」と呼ばれる台車の外枠について、底面の厚さが設計上の寸法よりも薄くなっていたとの調査結果を明らかにした。本来は行ってはならないとされる削る作業が行われたことが原因だという。

 側バリは鋼鉄製で、台車の両側にある。同社によると、この底面の厚さは設計上の寸法は8ミリ(加工後は7ミリ以上)とされていたが、最も薄い所は4・7ミリだった。メーカーの川崎重工業から作業方法を確認したところ、底面が削られていたことがわかった。

 削る作業について、川重は「本来行ってはいけない作業である」と説明したという。

 国の運輸安全委員会は「重大インシデント」として原因調査を続けており、来島(きじま)達夫社長は会見で、「お客様、関係するみなさまにご心配をおかけしたことを改めておわび申し上げます」と陳謝した。

 台車に亀裂が見つかったのは、博多発東京行きの新幹線「のぞみ34号」。昨年12月11日に博多駅を出た後に異常がわかった。その後、異音や異臭に気付きながら、約3時間にわたって走行を続けたため、亀裂が一気に広がったとみられる。