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 新1年生から高級ブランド「アルマーニ」デザイン監修の新標準服を導入する東京・銀座の中央区立泰明小学校で、和田利次校長は27日夕、保護者説明会を開き、混乱や不安を招いたことを謝罪した。同校では児童が通行人に服をつままれるなどの事案が起こっており、学校側は民間警備会社に新たに警備を依頼するなど警戒体制を強めている。

 区によると保護者の不安に加え、アルマーニ側も児童の安全確保や保護者への経緯説明を区教委に求めていたこともあり、説明会を開いた。在校生336人の保護者らが対象で98人が出席。和田校長は会の冒頭で謝罪し、出席者からは「安全・安心に教育を受けられるか」「不審者が校内に侵入するのでは」といった不安の声が出た。学校側は教職員や区教委職員、地元警察の見守りや巡回に加え、民間警備会社も26日から通学路や学校の警備を始めたことを説明。区によると警備員は登下校時に各4人で、費用は区が負担する。

 一方で入学準備は着々と進む。学区外からも通え、毎年抽選となる人気の特認校で、今年は60人だった新入学予定者は、私学や本来の学区にある公立小の選択による辞退者が出て、55人に減った。標準服の販売担当店舗によると、既に全員が新標準服の注文を終えたという。新1年生の保護者と校長らとの通学方法などを確認する個別面談も終盤だ。区によると27日までに45人が面談を終え、新標準服への不満の声は特に上がっていないという。

 同校の新標準服については27日現在で全国から659件の意見が区に寄せられた。大半は「高価で公立小にふさわしくない」「児童の安全は確保できるのか」など否定的な内容という。(西本ゆか)