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 全国20万超の小学校のクラス投票という五輪史上初の試みで、2020年東京五輪・パラリンピックの公式マスコットが28日、決まった。考案したのは、路上でイラストを売っていたイラストレーター。子どもたちは大会の顔としての活躍に期待を寄せる。

 最多得票だった「ア案」の作者で、福岡市在住のイラストレーターの谷口亮さん(43)は「頭の中が真っ白」と喜んだ。

 マスコットは、五輪とパラリンピックで対をなす。ア案は五輪が伝統と近未来が一つになったキャラクターで、パラリンピックが桜の触角を持ち、超能力が使えるという設定。谷口さんは「2016年リオデジャネイロ五輪の閉会式で東京のセレモニーを見て浮かんだ」。数分でラフスケッチを描いたという。

 生まれも育ちも福岡市でイラストレーターの父親を持つ。高校卒業後に単身で渡米。カリフォルニア州の学校で学んだ後、1997年に帰郷してフリーのイラストレーターになった。福岡・天神の路上で1枚150円ほどのイラストを売りながら、人脈を培った。「少しでも顔を覚えてもらえるように」と、夏はアロハシャツにゲタ、冬はどてら姿で街を歩く。

 通信教育大手ベネッセの英語教材や、博多署の防犯ポスター「いかのおすし」のキャラクターなどを手がけたが「収入は上がったり、下がったり」。10年前に結婚した妻と、2人の子どもに苦労もさせた。

 公式マスコットに決まり、頭に浮かんだのは家族だった。「大好きな奥さんに伝えたい」。副賞で100万円がもらえるが「少しでもぜいたくさせられたら。回らないすしを食べさせたい」とはにかんだ。

 全国の小学校2万1200校や…

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