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 警察署に届けられた落とし物の現金を落とし主と偽って詐取したとして、警視庁は28日、高井戸署地域課の巡査柳橋純容疑者(24)=相模原市中央区淵野辺2丁目=を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認め、「業務用端末を使って情報を把握した」と述べているという。同庁は警察署の地域課員らが操作できる「遺失物総合管理システム」を悪用した疑いがあるとみて調べている。

 人事1課によると、柳橋容疑者は2月26日、同庁町田署を訪れて落とし物の現金28万円を落とし主になりすまして詐取した疑いがある。この日は非番だったという。

 現金は同月中旬、東京都町田市の食料品店内で拾われ、届けられていた。28日、落とし主の神奈川県内の50代男性が同署を訪れて自分が落としたものだと申告。不審に思った署員が柳橋容疑者に事情を聴いたところ、詐取したことを認めたという。

 同庁の土屋暁胤(あきつぐ)・警務部参事官は「警察に対する信頼を著しく損なう行為であり極めて遺憾。捜査結果を踏まえて厳正に対処する」とコメントした。