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(31日、オリックス8―4ソフトバンク)

 昨季王者を向こうにまわし、オリックスのドラフト1位新人、田嶋が堂々のプロ第一歩を踏み出した。球団の新人では1989年酒井勉以来の初登板初勝利をやってのけた。

 この日、披露したのは高い修正能力。一回1死から川島に11球目を本塁打された。この回、球速は150キロを記録したが、ファウルで粘られ、変化球も浮いた。「力み過ぎて空回りしていた。いい感じで力を抜いていけた」。結局、被安打はこの本塁打のみ。108球で5回を投げきった。

 4年前の3月31日は甲子園のマウンドにいた。栃木・佐野日大のエースとして選抜準々決勝で高知・明徳義塾を破った。「世の中のことを学んで、少しでも人間として大きくなってからプロに行きたい」。当時から注目された存在だったが、JR東日本に進み「社会人ナンバーワン左腕」との評価を得た。この評価が過大ではなかったことをプロ初登板で証明した。

 しっかり者の21歳は、初々しい一面ものぞかせた。この日は降板した直後の六回に味方が勝ち越した。周囲の先輩に尋ねて、勝ち投手の権利があると知った。「勝ちがつくと知ってからの方が逆に緊張して、胃がきりきりしていました」(竹田竜世)

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