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 大阪市営地下鉄が1日から民営化され、大阪市が100%出資する新会社「大阪市高速電気軌道」(愛称・Osaka〈オオサカ〉 Metro〈メトロ〉)が事業を始める。公営地下鉄の民営化は全国で初めて。大阪市営地下鉄は85年の歴史に幕を閉じる。

 3月31日午後、堺市北区にある大阪市交通局の検車場では、車両に真新しいロゴマークを貼り付ける作業が進められた。市交通局によると、新マークは正面から見るとメトロの「M」、横から見ると大阪の頭文字「O」に見えることを狙った。立体的で動きのあるらせん状のデザインで、「走り続け、変わり続ける」ことを表現したという。

 大阪市営地下鉄は1933年に全国初の公営地下鉄として梅田―心斎橋間で開業した。計9路線133駅で地下鉄とニュートラムを展開してきた大阪市交通局は3月末で廃止。市交通局の職員約5700人のうち約5千人が新会社に転籍し、事業を引き継ぐ。新会社の社長には元パナソニック専務の河井英明氏(63)が就く。不動産開発や高齢者・子育て支援など新規事業への進出も検討する。

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 〈おことわり〉新会社の愛称は「Osaka(オオサカ) Metro(メトロ)」ですが、地名をわかりやすく示すため、「大阪メトロ」と表記することがあります。