中沢滋人、河合博司
国鉄時代から特急「あさま」「あずさ」などで活躍し、現在3編成が残るのみとなった189系特急電車のうち、豊田車両センター所属の2編成が、4月に相次いで引退する。運行しているJR東日本八王子支社は4月にラストランを企画しており、春の甲斐路・信濃路で往年の雄姿を再現し、有終の美を飾る。
同支社や鉄道博物館(さいたま市)などによると、189系は全国にL特急網が拡大していた1975年に登場。同じ頃に登場した183系特急電車とほぼ同じ車体だが、信越線の横川(群馬)―軽井沢(長野)間=現在は廃止=の急勾配を電気機関車と協力して上れるような装置を付けているのが特徴だ。
長らく信越線の特急「あさま」や中央線の特急「あずさ」で活躍してきたが、近年は新型車両の導入や老朽化で廃車が進んだ。現在は臨時列車や週末・祝日に新宿と富士急行線の河口湖間を結ぶ「快速富士山」「ホリデー快速富士山」などに使われているだけだった。
JR東日本八王子支社は1月、「快速富士山」などでの189系の使用を3月16日までと発表。「グレードアップあずさ色」のM52編成のラストランを4月22日に、「国鉄特急色」のM51編成のラストランを同27日に行うことにしている。
白地に赤と緑のラインの「グレ…
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朝日新聞社会部