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 東京都狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長(66)が市の女性職員にセクハラ行為をした疑いがあるとして、1日の定例市議会で市議が市長に事実関係をただした。市長らは個人情報保護などを理由に、加害者が誰かについての答弁を避けた。一方で同日、朝日新聞などの取材に、自身のセクハラ行為を否定した上で、「職員との距離がちょっと近すぎた。一定の距離は保ちながらいくことが事故が起きない方法かなと思う」とも述べた。

 西村敦子市議(共産)が市条例で情報公開請求した市の内部資料をもとに質問した。資料によると、2014年4月の歓送迎会で「口をつけたコップで何度も飲むことを強要された」「『大きい体してるんだから飲めるだろ』と言われ、非常に不愉快だった」との相談が女性側から市職員課にあったと記されている。

 さらに担当者が引き継ぎ用にその後作ったとされる資料では、複数の職員から「夜に誘われることが多くて困っている」「(宴席で)肩や胸も触られて困っている」といった相談が寄せられたとの記述がある。

 資料では加害者とされる人物の役職が黒塗りされている。西村市議が「市長ではないか」と質問したところ、市長は「答弁を控える」と回答。引き継ぎ用とされる資料は「担当者が自らの想像、あるいは手元のメモなどに基づいて作成したもので、事実関係そのものが定かでない」と信頼性を否定した。また、この資料のセクハラ行為に関して「心当たりのあるものは一つもない」と述べた。

 市のハラスメント防止指針や規則では、職員の相談を受けて窓口を設けたり、総務部長らで「苦情処理委員会」を設置して調査審議したりし、事実が確認されれば加害者を処分すると定めている。ところが市によると、14年4月のケースでは委員会などは設けられず、処分者もいなかった。内部資料によると、総務部長から企画財政部長と副市長に伝えられ、加害者側に「副市長からやんわりと言う」という形で処理されたという。

 高橋市長は元都職員。12年6月の市長選で初当選し、16年6月に再選された。任期は20年7月まで。(河井健)

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 西村市議の質問後、高橋市長は…

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