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 NHKの上田良一会長は1日の定例会見で、記者の労働時間を正しく把握するため、スマートフォンによる出退勤時間の打刻を試験的に導入していることを明らかにした。記者の過労死を受けた「働き方改革」の一環という。上田会長は「記者の健康確保につなげたい」と述べた。

 対象は報道局の一部の記者。打刻時には位置情報が記録される。朝、自宅から直接取材先に向かう場合などに使うが、位置情報を伴う出退勤の打刻は通常の通勤経路を外れた時点としている。取材源の秘匿を守るため、その後の位置情報は記録しないという。

 NHKは、5年前の記者・佐戸未和さん(当時31)の過労死を受けて昨年4月から記者職に専門業務型裁量労働制を導入したが、渋谷労働基準監督署から「適切な水準で労働時間を設定すること」とする指導票を受けていた。