[PR]

 米NBCニュースは1日、ホワイトハウスのマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)が早ければ4月にも辞任すると報じた。ロシアが大統領選に介入した「ロシア疑惑」をめぐるマクマスター氏の対応に、トランプ大統領が不満を持っているという。

 NBCは、後任にホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)の元スタッフで、米フォード・モーターのスティーブン・ビーガン副社長の名を挙げている。

 マクマスター氏は先月、ドイツで演説した際、ロシアの大統領選への介入は疑いないと主張。ところが、トランプ氏が直後にツイッターで「マクマスター氏は、選挙の結果にロシアが影響を及ぼすことはなかったことと、唯一の共謀はロシアと民主党だということを言い忘れた」と批判。関係が悪化したとされる。

 マクマスター氏は陸軍中将。ロシア疑惑をめぐり辞任に追い込まれたフリン前補佐官の後任に抜擢(ばってき)された。CNNは、マクマスター氏の辞任説は昨年からあったと指摘。軍はすでに、補佐官を辞めた後のマクマスター氏を受け入れるため、相応の役職を準備しているとも報じている。

 これに対し、ホワイトハウスは1日、「政府高官が辞任するうわさは多くあるが、現時点で人事の発表はない」と否定。また、政府高官がNBCに語ったところによると、トランプ氏は同日、マクマスター氏に「NBCの報道はフェイク(偽の)ニュースだ」と語ったという。(ニューヨーク=土佐茂生)