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 衆院議院運営委員会は2日午後、安倍内閣が再任の人事案を示した日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁(73)に対する所信聴取を行った。黒田氏は「2%の物価目標への総仕上げを果たすべく全力で取り組む」と述べ、目標を達成するまでは現行の緩和策を継続する考えを強調した。

 黒田氏は、企業収益が過去最高に達し、失業率が低水準となっている点などを列挙した。「デフレではなくなった」と5年間の実績を強調し、「日本経済はデフレ脱却に向けた道筋を着実に歩んでいる」とも指摘した。

 物価上昇率2%の目標については「実現できていない」としつつ、「2%の物価目標を最優先に政策運営を行っていく」と述べ、2%の物価目標を堅持する考えを示した。

 日銀の正副総裁人事は、衆参両院の同意を得て決定する。副総裁候補の日銀の雨宮正佳理事と早大の若田部昌澄教授への所信聴取は週明け5日に行う予定だ。