「『平成』に決まりました。これから閣議にかけます」。1989年1月7日午後2時ごろ。石原信雄・官房副長官は藤森昭一・宮内庁長官(故人)に電話した。この日に即位した天皇陛下に、新たな元号をいち早く伝えるためだった。

 当時の朝日新聞によると、昭和天皇が逝去したこの日は、有識者8人による元号に関する懇談会のほか、全閣僚会議や臨時閣議などを経て平成改元が決まった。同日午後2時36分に小渕恵三官房長官(故人)が記者会見で新元号を発表し、午後2時45分に天皇陛下が政令に署名した。

 天皇陛下に一報がもたらされたのは、いつだったのか。これまで諸説あったが、石原氏は朝日新聞の取材に「(衆参両院の)正副議長の意見を聴いたより後、閣議にかけるより前で、変更の可能性がなくなった段階だった」と証言した。全閣僚会議で新元号が事実上決まった直後だったとみられる。

 「陛下が知る前に速報で流され…

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