拡大する写真・図版 奥山の風景を模した中にひな壇が飾られている=綾町

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 草木や花などで彩られたひな壇を楽しめる「綾雛山(ひなやま)まつり」(綾町商工会女性部主催)が、宮崎県の綾町中央通り商店街を主会場に開かれている。雛山は商店街の空き家や店舗内の23カ所に展示されており、多くの見物客でにぎわっている。

 雛山は江戸時代に始まったとされる。綾町では山の神は女性とされ、山の神がすむといわれる奥山の風景を家の中に再現してひな人形を飾ることで、女の子の健やかな成長と末永い幸せを願う伝統文化だ。

 展示されている雛山の材料にはスギの葉やコケ、菜の花などが使われている。雛山の中には綾小学校の3年生たちが作ったひな人形や、雛山に実際に水を流して自然の滝や川を再現したものなど、それぞれに工夫を凝らしたものが多い。

 綾町商工会女性部の長友順子綾雛山まつり実行委員長は「多くの人に雄大で美しい綾町の伝統文化を楽しんでほしい」と話した。

 展示は4日(一部は11日)まで。4日午後1時半から、稚児の衣装を着た約100人の子どもたちが、綾ふれあい館前をスタートし、商店街を練り歩く「綾雛行列」がある。問い合わせは町商工会(0985・77・0017)へ。(佐藤幸徳)