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 イタリアの高級二輪車メーカー・ドゥカティ社による、バイクのカスタマイズ(改造)技術を競いあう国際コンテストに、京都市伏見区の輸入バイク・ディーラーが挑戦している。金箔(きんぱく)のボディーで京都らしさを表現し、世界一を目指す。

 「カスノモーターサイクル」(糟野〈かすの〉雅治代表)が今回挑むのは「カスタム・ランブルコンテスト」。2016年に続く2度目の開催で、出場者はドゥカティ社製のバイク「ドゥカティ・スクランブラー」を改造し、作業の過程や完成したバイクの写真を公式サイトやインスタグラムに投稿。どれが最も美しい仕上がりか、サイトの訪問者が投票し、優勝を決める。

 カスノ社は輸入バイクの販売だけでなく、1991年からバイクのオリジナルパーツブランド「アエラ(AELLA)」の製造・販売も手がける。輸入車は欧米人の体格に合わせて設計されており、日本人が運転に負担を感じることも少なくない。ハンドルやステップなど主にアルミ製パーツを運転する人に合わせて調整することで、より安全で快適に運転できる。

 同社アエラ事業部の広報担当、下田豊さん(46)は「パーツは工芸品としても一流を目指し、国内では評価されるようになったが、海外ではまだ無名。販路の開拓にコンテストはまたとないチャンスだ」と話す。

 昨秋から本格的に製作に着手。京都らしさの表現に、京都の職人たちの知恵や技術を採り入れた。

 全体の監修と写真撮影はウェブ制作会社「レヴ・デザイン」代表の米村栄一さん(49)が担当。エンジンや車体を覆うカウルに箔(はく)を押す作業は、1711年創業の堀金箔粉(きんはくふん)が協力した。純金箔でなく真鍮(しんちゅう)箔を使い、派手さの中にも抑制が利き、なめらかなボディーラインが際立つ仕上がりに。完成したバイクは「アエランブラー」と名付けた。「バイクの世界観を伝えたい」と、地元・伏見で外国人観光客にも人気の伏見稲荷大社で撮影した。

 下田さんは「納得のいく出来栄え。ぜひ投票に参加してほしい」と話している。コンテストの公式ホームページ(https://scramblerducati.com/jp/custom-rumble別ウインドウで開きます)で今月20日まで投票できる。結果は7月に発表される。(佐藤秀男)